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Memo At Sea

一眠ネネムの雑記帳です

カテゴリ「無機物少女」に属する投稿53件]6ページ目)

引っ越す前のブログに載せていた書き溜めです。
「無機物少女を作ること、無機物少女の本について」
(正直もうあんまり見たくないのですが戒めに載せておく……)
 
 
①「無機物少女」という作品を創ることについて――――――――――――

無機物少女は、まず何からもインスパイアされていないので、よほど自分の中に書きたいとか描きたいという感情が沸かない限り創れない。
登場人物と自分の年齢や置かれている状況の乖離が原因で、信じられないくらいモチベーションを削がれることもある。
そもそも無機物少女は高校生のころに考えた話なので、社会のことなど何一つ知らなかった頃の自分の指示に従うことになり、「こんな話を考えている奴の精神成熟度、程度が知れるだろ」というもう一人の自分の声にそれな~と同意してしょげたりする。

乖離が酷くなりすぎると…
例えばこの前、ずっと昔にハマっていたボーイズのラヴな小説サイトを久々に踏んで、久々にお話を読んでみたのだが、アレの描写(察して)がなんか違う感じがしてしゃあなかった。それは無理では?とか、そんなことしたら多分めちゃくちゃ痛い…とか様々な突っ込みが脳から入ってしまって、全然読めなかった。
いろいろ勉強したり又聞いたりしてアレ同士のアレに関する知識がついたからなんだろうけど、仮に私が作者だったとして、いま、知識がついた状態で昔のものを見ると、なんだか全部おかしくて、もうどっから手を付けたらいいか分からなくて、ああ無理、見たくもないわ、と直す気力すら沸いてこなくなるんじゃないかなあなんて思うわけだ。
多分それを無意識のうちに察しているので、そういう乖離が起きないように、無機のことはめっちゃくちゃにメンテナンスしている。
幸い無機はマインドの話しかしていないので、感情の描写、そうじゃねえだろお!くらいで済んでいる。

あと、未成年の子供の話を考えていると、自由でいいなあと嫉妬してしまう。(ええ……)
そのせいか、高校生に背負わせるか?というような課題を背負わせてしまって、なんだか心苦しいなあ、もっと自由でいいのに、と思うことがある。

話がそれた。
あくまで私が無機物少女を書く(描く)モチベーションは、「私が高校生だった頃の思い出」とか「高校生可愛い~」ではなく、「作者である私が自分以外のほかの人間と出会って何かしら考えたこと」なので、心が周囲の出来事に動いているうちは創れるし、過去の自分が創った未熟なものを創りなおせる……と思う。

ただ、私は大人になるにつれて、心が動かなくなってきている。
まあ端的に言うと、いつまで創れるのかな、という恐怖がある。いつも考えてしまうんだけど、いつまで創れるんだろう。
私はいつまで移ろいやすい高校生という存在に魅力を感じて、話を書けるんだろう。
というか、『いつまで創っているのが好ましいんだろう』。
だから感情が尽きたり上のような悩みで潰れて創れなくなるその前に、無機は納得のいく完璧な形で、メンテナンスが必要ないほどの完全さで、メンテナンスができるモチベーションが際限なく沸いている間に完成させないと勿体ない。
…という焦りがある。ので、毎日執筆と向き合っている。
…せいか、ちょっと疲れた。いや、めっちゃ疲れた。
ので、マイペースにはしたいけど、時間は有限なので、創りたいときは心置きなく創ることにしよう。
ちなみに今は、空いている時間はいつだって創作をしたいと思っている。それが逆に怖い。


②無機物少女の本について――――――――――――

温度差が激しいが、本を出す!と大きな声で叫ぶと、現実になるので大きな声で叫ぶ。
本を出す!!!!


(1)小説:本編のこと※

【1】既刊。
【1.5】外伝と、2学期に行く前に書いておきたい話をとりまとめる。←これがもう本当にアレ、ここに構っていると後ろが続かないような気がしてしんどい、でも楽しいから毎日書いてる、毎日書いてるのがしんどい、早く終わってほしい
【2上】D組の2学期←流れはこれでいこうって決めた過去の自分のことを毎日睨み付けてる
【2下】A組の2学期←これはこれでいこう 私もそう思う 
【3】←過去の自分が思考を放棄していて泣いちゃう ネネム わかっているのか おい!


(2)イラスト本:本編と何も関係がない※

イメージソングイラストを取りまとめた本を絶対に出す


※無機物少女は、「小説を原作とする」。描けるわけがないが仮に漫画本やここに記述したイラスト本が出たとしたら、それは本編の内容ではない。外伝のさらに外伝。ほぼ二次創作に近い。



とまあこんな風に、なんでかわからないけれど、真面目に取り組まないとまずいなという謎の焦りに苛まれています。
なんで?よく分かんないですけど…
小説だけならまだしも絵とかに関しても毎日何かしら向上してないと気が済まなくなってしまって、いや下手なんだけどもね?下手なんだけども、毎日何かのため、何かのため、と何かしら創作の役に立つことしかしてない…創作に関して気持ちが張りつめている…
多分昔からの友人や上述の二次サイトもそうですけど、何かを創る人が今ではほとんどいなくなっちゃったから、創り手としての寿命について考えちゃったのかななんて思います。
未だに続けてらっしゃる二次の人を見て勇気をもらったりもするけどね。


ああてかここまで書いて思い出したけど魔女の宅急便でもウルスラが描けるようになるまで描きまくる、描けなくなったら暫く描くのやめて何もしない、そのうち描きたくなるって言ってたしそれでも良いのか……
息抜きしながらやりたいだけ好きなように楽しく創作をします。お気持ち表明でした。
 
畳む

無機物少女

引っ越す前のブログに載せていた書き溜めです。 「無機物少女2学期上 3話 を書きました」 いやあの、 お嬢、怖い!!!!!!!!!!!! 自分でもかなりビックリしました。なんでこんな怒ってるの?怖い 私は人物設定と土台だけ作って、登場人物くん、次の話は考えてあるから、それに至るまで君たちで好きにしなさい、行け~!みたいな話の書き方をしているので(?)、登場人物がかなりトリッキーな動きをしても話や設定に矛盾が生じない限りは敢えて修正しないようにしています。 で、後からそのメチャクチャな文章を推敲がてら見返してみて、あ~そっかこの子はこういう時にそういう動き方する人間なんだ…って勝手に納得した後に話を付け足したり減らしたりした後に公開しています。 なので、勝手に私の手を離れて怒り出すエミリーにはかなりビックリしました。自分を助けてくれる人をこき下ろしたりする人のことがよっぽど許せないんだなぁ…と思いました。 実はプロットの段階ではエミリーはおしとやかで、「はて…どちら様でしょう…」みたく困惑しているだけに留まり、ここまであからさまな粛正はさせていなかったのですが、2話の最後でお前を許さんとまで仰られたので、じゃあそれなりのことをしてみようか、と書き始めたら、ものすごく怒っていたので、ウオオ…そっか…エドが迅のことをけなすのを最初は黙って見てたけど、そんなに嫌だったんだね…とエミリーさんに考えさせられたのです。 私が思ってる以上にエミリーは迅のことをよく思っているんですね。ウーン。そっかー。 エドについても同じようなことが言えて、ここまでお嬢に言われても彼女が見ていないところで迅のことをけなすタイプだと思っていましたが、案外大人しかった…普通に謝ってた… あと杉本にまで謝ってた…しかも敬語で…書きながらえっホントに…?ってビックリした… エドは本当に本当に高飛車でプライドが高いキャラクターなのですが、そのプライドの高さと圧とは裏腹にめちゃめちゃ誠実なんだよな、と思っていた矢先のことでした。まだ取り上げてはいませんが、きっとこの誠実さはエドの生い立ち由来なんでしょうね。 小説は書いている途中で流れを柔軟に変えることができるので、脳の中の表現したいものがほぼ原型のまま出力されてきやすいです。だから楽しいな~と思う。文章が上手いか下手かはさておいて…

畳む

無機物少女

引っ越す前のブログに載せていた書き溜めです。
琳と麻望の話「愛のかたち 」について
 
 
まず最初にタイトルのことですが、「愛のかたち 幸せのかたち」とは全く関係ないです。

そう、全く関係ないんですが、私、曲のタイトルとか歌詞を話の一部に取り入れるのがメッチャ好きでですね…名前だけ頂いてきた感じです。ほんとは「愛について」にしようかなと思ったのですが迷って迷ってやめました。
ちなみに無機本編に「あの日の午後」というタイトルの話があるのですが、これも曲名です。遊○王のエンディング曲です。よしなに。


多分小説の中に音楽の話題を入れたくなる話をすると記事が1本出来てしまうので、作品解説に戻ります、と…



◆麻望は「みんなが定めた価値の中に身を置こうとする人間」 ――――――

麻望は本来賢く、気高く、人を寄せ付けない性格でありながら、過去のいじめの原因を「自分の飛び抜けた【個】」であると考えているので、お洒落のスタンダードや女の子のスタンダードなど、「一般的であること」について日々考えている子です。

つまり、「高校生だったらこんなお洒落をする」という世論に常に気を配っており、率先してトレンドの最先端であろうとするわけです。

恐らく、中学の頃のいじめは、琳が考えるように「麻望が聡明で可愛すぎるから」起きた、幼稚な嫉妬から生まれたものなんでしょうが、麻望はそのいじめを「自分が浮いているから」生まれたものだと捉え、いじめっ子の言うことを聞き、麻望を麻望たらしめている個性を削ぎ落とし、彼等―――大衆―――の望む白和泉麻望になっていきます。そうすればいじめっ子は黙るのではないかと考えたからです。

これを切っ掛けに、麻望はいつしか脳内のいじめっ子を大衆に置き換え、大衆の声を聞くようになります。誰かが私の容姿を、ファッションを酷く言っているかも知れない、と、被害妄想に駆られるようになります。

しかしここで、雑誌に載っている、誰もが取り入れているトレンドファッションを取り入れれば、集団の中で浮かずに済みます。

麻望はそうやって、目立たないように、大衆に溶けることを望んでいるのです。

結局、顔とスタイルの良さで十分目立っているのだけど……


ちなみに、元々のファッションはお嬢様というか、お育ちの良さそうな服装が好みです。
それこそ、『綺麗めのワンピース』とか…



◆琳は「余裕のない子を愛して征服したい人間」 ――――――

まずはじめに。
琳はとても性格が悪いです。無機物少女の登場人物の中で1,  2を争うサディストです。ただ、同時に手厚く優しく包み込んで愛する術も持ち合わせているので、ステレオタイプなサディストとは違うのかな…?

琳は賢すぎるのもあるのでしょうが、弱い立場の人間が自分の手のひらの上で踊っているのを見るのがとても好きです。全てが予想通りに上手くいき、人間の愚かさたるや、と、積み上げた人間の山の上で足を組んでニコニコ笑っているようなやつです。

逆に自分の予想のつかないことには、とても狼狽します。表情にこそ表れませんが、めちゃくちゃ焦ります。
だからこそ、悟られぬように必死に次の手を考えるのです。

それと、琳は、「捨てられる確率が低いから」という合理的な理由で心に穴が空いた依存体質の者を側に置くのが好きなのですが、結局お前も依存してるやないかいっというツッコミ待ちみたいな人間です。
そうそう、共依存狙いのサディストなのです。

だからこそ、麻望の「彼氏ほしー」にはアホほどビビります。自分が捨てられる可能性がグンと高まるからです。



とまあこんな感じです。何が?
麻望も琳も賢いというか頭が切れるので色々考え過ぎちゃってますが、表に出てる部分だけ抽出すれば結局「あさみすき~♥」「ま、まぁ…琳のことは…す…すきよ…」みたく可愛い女の子のイチャイチャになるのです。
イチャイチャの舞台裏が物騒なだけです。
ちなみに、お互いのことは好きだし尊敬し合っているらしいです。ちゃんちゃん。
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無機物少女

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